打掛が着られる様になったのは室町時代からと言わ
れており、高位の女性の正装として用いられた衣裳
でした。江戸時代後期から上方や富裕な町人女性が
婚礼等に着用するようになり、現代まで婚礼式の衣
裳として用いられています。

一般的に挙式では白無垢を着用し披露宴では色打掛
に着替えるといった形ですが、現在では、形式にこ
だわらずレストランウエディングドレスとの併用な
ど、多種多様なニーズに合わせ、様々な花嫁衣裳が
作成されています。
また、色や種類、技法も多岐に渡り、打掛らしい古
典調のものから現代の感性を取り入れたモダンなも
のまで非常に豊富になっています。

金彩打掛

様々な染め生地に金箔や色のり、吹き付けなど多様な材料、加工方法を使い仕上げていく打掛
です。職人の技術で完成度・品質の善し悪しが変わる為、熟練した職人のみが加工出来る打掛
となります。

金彩打掛1   金彩打掛2   金彩打掛4
     
  金彩打掛3  

横振刺繍打掛

一般的に刺繍と言われる物は多くありますが、その中でも最高の技術を持つ職人がまるで絵画を
描く様に縫い上げる打掛です。独特の横降りミシンを使い、下絵に沿い全て手作業で作成してい
ます。ひとつの内掛の完成までに2ヶ月以上も要する非常に丹念に作成された打掛です。

横振刺繍打掛1   横振刺繍打掛2   横振刺繍打掛4
     
  横振刺繍打掛3  

手刺繍打掛

横振ミシンも手作業で縫い上げますが、こちらはミシンを使わず一針一針手で丹念に縫い上げ
ていきます。中でもサガラ刺繍(相良刺繍)と呼ばれる刺繍方法は、糸を結び玉を作る様に縫
い上げる技法で、ボリューム感を出す為に使われる技法です。膨大な時間と労力を惜しみなく
費やした打掛になります。

手刺繍打掛1   手刺繍打掛2   手刺繍打掛4
     
  手刺繍打掛3